自治会ホームページ、自作・無料ツール・業者の3つを比較|選び方
「ホームページを作ろうとは決めたけれど、自分たちで作るべきか、業者に頼むべきか決められない」。そんな声をよく聞きます。作り方によって、かかる費用も手間も大きく変わるからです。特に、初めてホームページ作りに取り組む自治会・町内会では、多くの役員さんがこの分岐点で立ち止まります。この記事では、無料ツールでの自作・本格的な自作・専門業者への依頼という3つの方法を、費用と手間の面から比較します。読み終える頃には、自分たちの自治会にはどの方法が向いているか、判断の軸が見えてきます。
自治会ホームページの作り方は主に3つ
結論として、自治会・町内会のホームページの作り方は、大きく3つに分けられます。
- 無料のホームページ作成サービスやブログの機能を使って自分たちで作る
- 専門知識を身につけて、ゼロから自分たちで作る(本格的な自作)
- 専門業者に依頼して作ってもらう
「自分たちで作る」といっても、無料ツールを使う場合と、ゼロから作る場合とでは、必要な知識も手間も大きく違います。ここでは自作をさらに2つに分けて、業者依頼とあわせて3つの方法として比較します。
前回、「自治会・町内会ホームページの作り方|公開までの5ステップ」という記事を公開しました。そのステップ3で、作成方法の選び方に少し触れています。今回はこの部分を掘り下げ、3つの方法をそれぞれ詳しく見ていきます。
どの方法にも、良い点と気をつけたい点があります。1つずつ順番に見ていきましょう。
無料ツール・無料ブログで自作する場合の特徴と注意点
結論として、無料ツールでの自作は、費用をかけずにすぐ始められる方法です。ただし、自由に使える範囲には制限があります。
多くの無料ホームページ作成サービスやブログサービスは、テンプレート(あらかじめ用意された型)を使います。文字や写真を入れていくと、ページの形ができあがります。パソコン操作に慣れていない方でも、比較的取り組みやすい方法です。更新(新しいお知らせを載せること)も、同じ画面から自分たちで行います。特別なソフトを新しく覚える必要がない点も、始めやすさにつながっています。
一方で、次のような点には注意が必要です。
- ページに広告が表示される場合がある
- 自治会独自のアドレス(ドメインといいます)を使うには、別途費用がかかることがある
- デザインや機能の自由度が低い場合がある
- サービスの提供が終了したり内容が変わったりすると、作ったホームページが使えなくなることがある
- 操作を覚えた人が1人に偏ると、担当が交代したときに引き継ぎに苦労しやすい
まずは費用をかけずに試してみたい、小さく始めて様子を見たい、という自治会に向いている方法です。
自分たちでゼロから作る(本格自作)場合にかかる手間
結論として、本格的な自作は、デザインや機能を自由に決められる分、時間と知識が必要になる方法です。
この方法では、ホームページのデータを置く場所(サーバーといいます)や、自治会独自のアドレスを、自分たちで用意します。ページの作り方や公開の仕方についても、自分たちで調べながら進めることになります。
無料ツールでの自作に比べると、次のような手間がかかります。
- ホームページの仕組みについて、ある程度の知識が必要になる
- サーバーやアドレスの契約・管理を自分たちで行う必要がある
- レイアウトや文章、写真の準備をすべて自分たちで行う
- わからないことがあっても、相談できる窓口がない
パソコンやシステムの仕事をしていた経験がある役員がいると、比較的スムーズに進められます。そうでない場合は、学びながら進める時間の余裕が必要です。パソコンやホームページ作りに詳しい役員がいて、時間をかけてでも自由度の高いホームページを作りたい、という自治会に向いている方法です。
専門業者に依頼する場合の費用感とサポート内容
結論として、業者に依頼すると費用はかかりますが、作る手間と公開後の不安を大きく減らせます。
専門知識がなくても、業者と相談しながらホームページの形を決めていけます。公開後の更新方法を教えてもらえるのも特徴です。困ったときに相談できる窓口があることも多いです。「更新代行」(業者が新しいお知らせの掲載を代わりに行うこと)というサービスを用意している業者もあります。
費用については、業者によって内容や金額に幅があり、複数社を比較する手間がかかります。一般的には、最初にかかる費用と、公開後に毎月かかる費用の両方が必要になることが多いです。初期費用には、ホームページを形にするための作業費が含まれることが一般的です。月々の費用には、サーバーの利用料や更新のサポート料などが含まれます。具体的な金額は業者ごとに異なるため、複数の業者から見積もりを取り、内容を比べることをおすすめします。
サポートの内容は業者によって差があります。契約前に、次のような点には注意が必要です。
- 更新のやり方をどこまで教えてもらえるか
- 困ったときに電話やメールで相談できるか
- 役員が交代したときの引き継ぎを手伝ってもらえるか
パソコン操作に慣れていない役員が多い、自分たちだけで更新を続けられるか不安、という自治会に向いている方法です。

自治会・町内会にはどの方法が向いている?選び方の3つの視点
結論として、どの方法が向いているかは、次の3つの視点で考えるとよいです。
- パソコン作業が得意な役員が、何人いるか
- 更新にどれくらいの時間をかけられるか
- 会費から用意できる予算はどれくらいか
得意な役員が複数いて、時間もかけられるなら、無料ツールでの自作や本格的な自作でも十分に運用できます。反対に、パソコンが得意な役員が少なく、更新にかけられる時間も限られている場合は、業者への依頼を検討してみましょう。長く運用を続けやすくなります。
たとえば、パソコンが得意な役員が複数人いて、数年は在籍が見込める自治会を考えてみましょう。この場合は、無料ツールでの自作や本格的な自作でも、無理なく運用を続けられそうです。
反対に、パソコンが得意な役員が1人しかいない自治会を考えてみましょう。その役員が数年で交代する見込みなら、無理に自作を目指すより、業者への依頼が向いているかもしれません。
どの方法が優れているということはありません。自治会の状況に合わせて選ぶことが、後悔しない一番のコツです。
まとめ
- 自治会ホームページの作り方は、無料ツールでの自作・本格的な自作・業者依頼の3つに分けられる
- それぞれ費用も手間も異なり、どれが正解ということはない
- 「パソコンが得意な役員の人数」「かけられる時間」「予算」の3つの視点で選ぶとよい
業者に依頼する場合の選択肢の1つとして、自治会・町内会専用のホームページ制作・運用サービスもございます。初期費用や月額料金など、詳しい内容は料金プランページでご確認ください。
「まずは3つの方法のどれが向いているか、相談しながら決めたい」という方は、お気軽にお問い合わせください。

