住民の期待に応えるためのホームページとは

自治会や町内会のホームページは、住民の生活に必要な情報を発信する大切な役割があります。

しかし残念ながら、文字や画面のデザインが複雑だったり、高齢者には利用しづらかったりする課題があるのも事実です。

直感的に使えるシンプルでわかりやすいホームページにするには具体的には次の3つのポイントを重視すると良いです。

1. シンプルで分かりやすいデザイン

画面の見た目をシンプルにすることで、必要な情報を探しやすくします。

具体的には文字を大きくしたり、色やフォントをそろえたりすることが大切です。

特にトップページから重要なお知らせや災害情報がすぐにわかるようにするのは重要です。

高齢者にもストレスなく利用してもらうため、できるだけ情報を絞り込み、分かりやすく表示するデザインが良いです。
現在はどのホームページもスマートフォン用にレスポンシブ表示されたデザインが使われますが、スマホの場合は画面が小さいのでテキスト部分を画像にしたり、ボタン表示にすることでみたい情報にすぐに辿り着くことができます。

2. 視覚的に分かりやすい情報提供

文字や数字だけではイメージしにくい情報は、なるべく図や写真、動画を使って伝えるようにします。

例えば地図で医療機関や避難場所を示したり、グラフで人口データを示したりすると理解しやすくなるでしょう。

地域の行事やイベントを投稿する場合も写真を多く使ったりして、内容をイメージしやすい親しみやすさを感じてもらえる工夫が大切だと思います。

3. 住民との情報共有を推進

住民自身が自治体の情報を追加・共有できる仕組みを作ることも大切です。

公民館やコミュニティ施設の利用状況や防災訓練の様子を住民が更新できるようにすることで、地域コミュニティも活性化します。

開かれた自治体を表すにふさわしい、人が人を支え合う地域社会を実現するため、住民の声をできるだけ取り入れる事も良いです。
ただし、荒らし行為やイタズラ行為などでホームページが荒れてしまうこともあるため、そのためのリスク管理が重要になってきます。

【技術面への対応】

スマートフォンへの最適化、表示の高速化、音声読み上げ機能の拡充など、ウェブアクセシビリティの向上に取り組むなど技術面の対応も欠かせません。

また、セキュリティ対策をしっかり行うことが不可欠です。

【まとめ】

以上、誰もが利用しやすい・住民の皆さんが求める自治会・町内会など自治体サイト作りを目指して、シンプルなデザイン、視覚的な情報提供、住民参加の3点を大切にしたいと考えています。

写真や動画、住民の声を取り入れながら、地域に開かれた「我が町」の顔となるホームページを実現できることが大切です。